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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第4章 あなたと最初から



知りしないモブリットの妻を思い選んだ花束。

緑の葉と白いかすみ草。
その真ん中に向日葵の花が
存在を尊重して咲いている。


「素敵だ…」


「俺は…向日葵のように咲いていた奴を知っている。」


「……?」


「いや…こっちの話だ。」


モブリットが頭を下げるとその下に
あの小さな男の子が立っていた。
その子の手に握られている黄色い小さな花。


「綺麗な花だね。」

「これ、ちょーさへーだんのおねぇたんに渡すの!」


「…これを?」

「うん!いつ会えるかな〜」



「リッツやめなさい!」

リタが顔色をかえ、リッツを抱え
室内へと入っていく。


「…すまないな。リタは少し…
調査兵団が苦手な様だ。」


「いえ…私も妻が調査兵団にいる身。
あまり良くは思っていませんよ。」


では…またとモブリットは頭を下げ、
店から遠ざかる。
その姿をハロルドは、ジッと見ていた。


そして、見られていた。
私が路地の角からでてくるところも。

モブリットがその花束を私に渡しているところも。


そして…その花束を貰って
笑っている私の顔も。
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