• テキストサイズ

心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第3章 あなたの生存確率




トントンっと二回…エルヴィンの執務室の扉を
ノックすると、誰が来たのか解っているのか
中からエルヴィンの声がした。

「入ってくれ。」


二人で並び顔を出すと、やはりか…と
エルヴィンは少しだけ笑っていた。





『エルヴィン…今日の報告に来た。』


「どうだった?リヴァイである根拠は見つかったか?」


私は俯き、ユックリと首を横に振った。
デスクに座っているエルヴィンから
大きなため息が漏れた。


「そうか…」

『彼は…記憶喪失という事は自覚していたよ。
けど…今の環境が全く違うことには疑問を持っていない。』


「…と言うと?」


『記憶をなくす前から、ハロルドとして
生きているのだと思っている。』


「…そうか…」



『エルヴィン…私はまた彼に、
接触するよ。』



そう言って踵を翻しエルヴィンに背中を向けた時、
後ろから一言…言葉を発せられた。







「もう…やめなさい。ハンジ。」




腕に力が入り、無意識に拳を握っていた。
/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp