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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第3章 あなたの生存確率





「俺はここまでだ。

ハンジと…ジャンだったな。
頑張ってくれ。」

『あぁ。また花を買うよ。』

「あぁ。じゃぁな。」



そう言って私たちは二手に分かれた。

彼に背中を向けた途端…頬を涙が伝った。
なんの涙なのかさえ解らなかった。



「ハンジさん…」

『気にするな。ジャン…』





!!!!!



勢いよく私の手が掴まれた。
ジャンはその手を離そうとはせず
ずんずんと進んでいく。

私の先を早歩きで進む。


『ちょっ…ジャン!?』

「俺がいますから!!」


『えっ…?』



ジャンの後ろ姿から見えた耳は真っ赤に染まっていた。



…あぁ。そうか…


『ありがとう…ジャン…』

そう呟くとジャンは
私の手を離した。


「兵長は…戻ってきます。
だからっ!泣かないで下さい!」


背中が小さく震えていた。


『ハハっ。君が泣いていたら示しがつかないじゃないか』


「ハンジさんっ!」



ジャンがこちらに振り向き
涙で一杯の目を私に向けた。

私の涙はもうどこかへ飛んで行って
なぜかその場で大笑いをしてしまった。
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