第1章 あなたの死
「そうか…ご苦労だった…」
エルヴィンの冷静さからは
落胆は感じ取れなかったが、
報告をした兵士が部屋を出て行くと
大きくため息をつき、肩を落とした。
「まさか…そんな事があるとはな」
ー人類最強と謳われた兵士の死ー
エルヴィンは信じられないとフッと笑ったが
私もその中の一人だ。
いや、信じられないんじゃない。
信じていないのだ。
リヴァイが…死ぬなんて
そんな事はあってはならない。
「ハンジ…君は少し療養しなさい。
体も……心も。」
ベットの上に上半身のみを起こし
窓の外に目をやる。
「エルヴィン…リヴァイは死んでないさ…」
顔さえ見えないがエルヴィンからは
何の返答も返ってこなかった。
しばらくすると、パタン…とドアが閉まった。
「リヴァイ…約束したじゃないか…」
壁外へ行く二日前。
リヴァイは私を部屋へと呼んだ。