第3章 あなたの生存確率
『リヴァイという男にさ…』
その言葉に女性はピクっと反応した。
私は…確信している。
あれはリヴァイだと。
笑みがこぼれてしまいそうになる。
ここにいた…やっと見つけた…
私の大切なもの。
すると、後ろから声がした。
「リタ。客か?」
振り向くとそこには…リヴァイがいた。
片手にはバケツを持って
もう片手は小さな男の子の手を握って。
「あ…あぁ…えぇ…あなた。
花を探しているみたいで…」
明らかや動揺もまた…私を滾らせる。
「兵団の奴がか?」
私が振り向くと、彼の目は見開く。
「あんた…この前の。」
『やぁ。また会ったね。』
この一言を、君に言うだけでも
私の心臓は爆発しそうだった。
平常心を保っているので精一杯。
本当は今すぐにでも君に…
抱きしめて欲しい。
「どの花が欲しい?
包んでやろう。」
『…あんたは調査兵団の兵士長を知っているかい?』
店の中へ入ろうとする彼の背中に声をかけた。
彼の動きは止まり、しばらくしてから
こちらを振り向いた。
「生憎…興味がなくてな…
兵士長とやらは、知らないな。」
『そうか…新聞くらい読むだろう?
行方不明なんだ。』
「………そうか。」
その言葉を最後に彼は話さなくなった。