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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第3章 あなたの生存確率


「悪かった…エレン。」


そう苦笑いを見せると
ジャンはパンを一口、口へと運んだ。


「まじぃな…」

少しだけ綻んだジャンの顔を
エレンは抓り引っ張った。


「エレン…だめ。」

ミカサの制止でまたジャンは少し笑った。





…それにしてもハンジさんは何をしているんだ…


ジャンしか知らない…リヴァイの生存確率の報告書。
その存在を知らないアルミンは考えを巡らせていた。



…リヴァイ兵長の生存が浮上している今…
ハンジさんがその事で引きこもる理由なら沢山ある。

…きっと…何かを考えている証拠だ。






すると…食堂の入り口がやけに騒がしかった。
アルミンもそちらに視線を向ける。

先ほどまで少し元気を取り戻していたジャンが
一瞬にして表情を固まらせた。



その視線の先には…
髪の毛はボサボサで…目の下には隈を作り
今にも倒れてしまいそうなハンジの姿。



「ハンジさん!!」


エレンが、席を立ち
他のメンバーも後を追う。


ハンジはまっすぐ何か書類を持って
エレンたちの方へと歩みを進める。



『ジャン!!』


ハンジがその名を呼ぶ。



みんなが一斉にジャンを見た。

「俺…?」


ハンジはジャンの目の前まで来ると
両手を掴み何か一枚の書類を手渡した。
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