第3章 あなたの生存確率
1人部屋に戻り、自分のデスクへと座る。
乱雑に置かれた書類は何が何なのか
置いた自分でさえ理解出来ていない。
書類の整理整頓はいつも…リヴァイがしてくれていた。
ブツブツと言いながらもいつも
重要書類と急ぎではない書類と分けてくれていた。
頭をボリボリとかくと、私は大きく溜息をついた。
…私はあなたがいないと何も解らないことだらけだよ…
確実に私の体から、あなたの匂いも温もりも…
なくなっていくと言うのに…
存在だけはまだ色濃く残っている。
「分隊長…入ります。」
珍しくノックもせずに、モブリットが入ってくる。
『やぁ。モブリット。』
「分隊長。壁外調査…来週になりそうです。」
『何故だ?今しがた…エルヴィンは
行きたいんだという意思しか見せなかったよ?』
「…言いにくいのですが…」
モブリットが言葉を濁すなど今までにあっただろうか。
『なんだい?モブリットらしくない。
言ってみてよ。』
「…兵長が生きているかも知れません…」
『ぇ…今、なんて…』