第2章 あなたの存在
「飾るのは勝手だか…ハンジ。
お前、ちゃんと水を変えろよ。」
『解ってるよ。ちゃんとしますよ。兵士長様。』
「ふざけるな。」
あの日、摘んできた花はいつも
リヴァイが、仕事をする姿を見つめていた。
その花の水を変えていたのは結局、リヴァイだった。
「おい。ハンジ…花が枯れた。」
『あぁー。だろうねぇ〜もう一週間たったもんな。』
私がその花瓶を手に取ると
リヴァイが私の手を掴んだ。
「いい。俺が捨てる。」
『…そう?』
そのままその花がどうなったかなんて
考えたこともなかった。
まさか…押し花に?
そのまさかなんだけどさ…
『アハハっ…似合わないなぁ。全く。』
…ペトラにでも聞いたのかな?
私だって押し花くらい作れるよ。
「ハンジさん?どうしたんですか?」
『何でもないよ。色んなことを思い出したよ。』
私はそっとそのしおりを
胸のポケットにしまい込んだ。