第2章 あなたの存在
「エレンっ。悪りぃ…ってハンジさん。」
後から来たジャンが私を見て驚いている。
『やぁ。ジャン。気が変わってね。』
きっとこの子たちはエルヴィンから
私が断った事を聞いているだろう。
結局、リヴァイの私物になるものは
本当に少なくて3人で掃除をして終わった。
『はぁ。終わった。まぁ、この1ヶ月の埃だろうけどね』
「なんかあっという間でしたね。」
閑散とした部屋はもうあの思い出を映し出さない。
リヴァイの匂いも…存在も感じることが出来ない。
『やっぱ寂しいなぁ…』
「ハンジさん…」
『なぁ、エレン、ジャン。
今から私が言うことは口外しないでくれる?
でも、2人に聞いていてほしい。』
「「もちろんです。」」
『リヴァイに…会いたいんだ。
抱きしめて欲しい…情けないけど…苦しいんだ。
もう、リヴァイが兵団からいなくなってしまう。
私は…リヴァイを…愛しているっ…
死なないと…約束したんだよっ。
リヴァイっー!!』
泣きながら崩れた私の肩をそっとエレンが支えてくれた。
「俺も兵長に会いたいです。」
『うっ…ううっ…』
リヴァイ…愛おしいよ。
君の存在が日に日に大きくなるばかりだ。