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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第2章 あなたの存在




あの部屋がなくなる。

二人で何度も過ごしたあの部屋が。
私が初めてリヴァイに抱かれたあの部屋…

何回も季節を巡り…それでも変わらなかった
あの部屋が…。



『嘘でしょ…』





リヴァイの気持ちを初めて聞いたのもあそこだったか。
そして、最後に聞いたのも…





「ハンジ…俺が嫌いか?」

『ん?何?嫌いだったら部屋に来ないだろ?』

「…だろうな。なら話は早い。」

『何がー?』


あの日と同じ様にソファーに座っていたんだったな。




まっすぐな三白眼に見つめられて、
『俺のものになれ。ハンジ。』


そう言って有無を言わさずキスをされた。



不器用で粗暴なリヴァイが
あんな優しいキスをするなんて想像できなくて
笑った記憶がある。


それも…もう…四年ほど前だったかな。



私の初めてはリヴァイ…あなたに全部あげたよ。





『なくなるんだ…リヴァイも…思い出も』








外の空気を吸いたくなって私が廊下に出ると
廊下の一番奥の方からエレンが出てきた。


…リヴァイの部屋だ。




自然と足がそちらに向かう。
エレンも私が向かってくるのに気付いたのだろう。
気まづそうに下を向き、その手の中にある
大きな箱をギュッと抱きしめた。
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