第7章 あなたの帰還
「リヴァイ…ご苦労だった。」
そう声をかけたのはエルヴィンだった。
リヴァイの私室に訪室し兵士長が座る仕事用の椅子にドスッと体を沈めた。
「何だ…エルヴィン。」
ジャケットを脱ぎなから、エルヴィンを背に答える。
「早速だが…今日は…王都の定例会だ。
リヴァイ…君も来てくれるだろう?」
リヴァイはあからさまに聞こえるほどの舌打ちを打った。
「てめぇ…嫌がらせか?
あの貴族の豚共の相手をするって事は今日は…」
「あぁ。ハンジには会えないだろうな。」
「…ちっ。」
エルヴィンは口角を歪ませ楽しそうに続けた。
「貴族の娘を抱いた日は…君は悶々とハンジへの思いを募らせる。見ていて楽しいよ、リヴァイ。」
「…悪趣味な団長だ。それに俺は…あのクズを抱いた事など…」
「あっただろう。…1度。」
椅子がやけに嫌な音をだす。
エルヴィンの体重が支えきれない程ヤワではないが…無性に耳に残る音だ。
エルヴィンの蒼色の目は俺を捉えて離さない。
…こいつは何を知っている。
嫌な汗が背中を走った。