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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第7章 あなたの帰還




「ハンジ…これ。何でお前が持ってやがった。」

『ん?』

リヴァイから差し出されたもの…
それはリヴァイの机から見つけた押し花の栞。

『…あ。これ…リヴァイの部屋を片付けた時に見つけたんだ。』

「そうか…」


私は芝生の上にゴロンと寝転んだ。
座っているリヴァイが私の顔を覗き込む。


『…私が摘んだ花だろ?それ。
ペトラにでも栞にする方法教わったのかい?』

「…いや。エレンだ。」

『へぇ…可愛いことするね。リヴァイもエレンも。』

「うるせぇよ。」

リヴァイは顔を背けてしまった。
恥ずかしいのだろうか…耳が僅かに赤い。



『なぁ…何でいつも黄色い花を送っていたんだ。』

いつか聞きたかった事。

ハロルドが兵士長の為にと毎週送ってきたのは
全てが黄色の花。
これは、私が初めてリヴァイ用に買った花と同じだった。
そして、モブリットが私用に買った花も向日葵だった。


「お前だからだよ。ハンジ。」


顔を背けままリヴァイは言う。

『どういうことだい。』



「俺は…向日葵のような奴を知っている…と言っただろうが。お前だ。ハンジよ…」


向日葵のように明るく咲き誇る。
真っ直ぐ太陽を見つめ…強く逞しく咲く。

その花は…ハンジの笑顔のように輝き美しい。


『…なんだよっ…リヴァイっ…くさっ!くさすぎる!』

照れ隠しで放つ言葉にリヴァイはただ、ただ
頬を緩ませ私を見つめていた。



…心はこれほどまでに強く繋がっていたようだ。
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