第7章 あなたの帰還
ジャンとエレンがと部屋へと来ると
リヴァイはマントを羽織るように2人に命じた。
そして…私にも。
「ハンジ…街まで歩けるか?」
『あぁ。ちょっと痛むけど…問題はない。
…行くんだろ?あそこに。』
「あぁ。…先にエルヴィンが向かっている。」
あまり話がわかっていない二人は
リヴァイの顔色を伺っているようだ。
そんな二人に私は大丈夫だよと声をかけた。
そして、私たち四人は…
あの路地にある、小さな可愛い家へと向かった。
『リヴァイ…リタは…家にいるのか?』
「…今日…憲兵団から身柄が放されたはずだ…」
その家の前には…我が調査兵団団長が立っていた。
その正面に深くお辞儀をするリタの姿。
エルヴィンがこちらに気づく共にリタもこちらを向いた。リヴァイの姿を確認すると、すぐに目から大粒の涙を流した。
顔を赤く紅潮させ、涙を流すその女性は…
きっと…つい最近までの私。
どんな姿だろうと会えたのが嬉しいのだろう…。
私は居た堪れなくなり視線をリタから外した。
「大丈夫。」
すぐ後ろから呟かれた言葉。
ジャンがそっと私の背中を押す。
「大丈夫。」
自分に言い聞かせるような小さな声が私の耳にもシッカリと聞こえた。