第7章 あなたの帰還
『あー!クソ痛えー!!』
血で滲んだ包帯をミカサに取り替えてもらっているが包帯が肌にくっ付いて激痛が走る。
ベッドの上でゴロゴロと転がる私を
リヴァイは白けた目で見ていた。
…ハロルドがくれた紅茶を飲みながら。
『それ…美味しいだろう?』
腹をさすりながらリヴァイに話しかけると
リヴァイは鼻で笑った。
「俺が選んだ紅茶だろう。」
『違うよ。ハロルドだよ。』
笑う私にリヴァイは眉を寄せ
舌打ちをした。
「兵長の記憶は…あるのですか?」
ミカサの突然の質問に、リヴァイは目を丸くした。
そして、また舌打ちをしてそっぽを向く。
「ある。…靄がかかったような気分だった。」
紅茶を静かに飲み、そのカップを置いた。
「おい。ミカサ…ジャンとエレンを呼んでこい。」
「…解りました」
包帯をリヴァイに渡し、ミカサは部屋を後にした。
『えっ!?ミカサぁー、包帯を巻いてよ!
…リヴァイじゃ不安だ…』
そう見上げると不機嫌そうな彼の顔。
「ほぅ…不安か。ハンジよ」
包帯を伸ばし近付いてくるリヴァイは
不機嫌以外は…なさそうだ…