• テキストサイズ

心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第7章 あなたの帰還



本部に帰り着くや否や
リヴァイは私を肩へと抱え
私の部屋へと一直線に向かった。


『ちょっと!リヴァイっ!』


勢い良く扉を開け、乱暴にベッドに投げられるのかと覚悟したが…ベッドには、静かに降ろされた。

「怪我してんだ。寝とけ。」

シーツを上から投げられ
乱暴なりの優しさに笑みが溢れた。
私はリヴァイのジャケットの裾をそっと掴んだ。


「あっ?何だ…」

『何も』

私が笑うとリヴァイは眉間のシワを深くさせる。


…あぁ。リヴァイだ。
この表情はリヴァイのものだ。


『…おかえり。リヴァイ。』

そう告げると彼は私から視線を外した。



「あぁ。…待たせたな。」

『私の名前は?』

「あぁ?ハンジだろうがよ。」

また私の方を向いたが、リヴァイは明らかに不機嫌だ。

『私の事なんて呼んでいた?』


「…ちっ。うるせぇな。クソメガネが…」

『そうそれだよ。』

私が笑うとリヴァイは少し頬を緩めた。

…クソメガネ。それはハロルドは呼ばなかったから。
リヴァイだけなんだよ。


「何度でも呼んでやるよ。…クソメガネが。」


そっと顔が近付き
私の頬に唇を寄せた。

そして、私の頭を掴み枕へと押し込んだ。

「寝ろ。」


スタスタと私の部屋を後にしたリヴァイ。
その後ろ姿はもう…ハロルドではなかった。
/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp