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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第7章 あなたの帰還



『リヴァイ…』

頬に触れそっと唇を重ねる。
そして、ジャケットから何かを取り出し
そっとハロルドの枕元に置いた。


『行ってくる。リヴァイ。』

マントを返し私はリヴァイの部屋を後にした。








兵団の列に入りエルヴィンの声を掛けた。

『エルヴィン!…私も行く。』

「そう言うと思っていた。…だがハンジ。
死にに行くためなら許可はしない。

生き延びるために行ってくれ。」

『当たり前さ…』







「いざ!前進っーー!!進めーー!」





シガンシナ区までの行路作り。
それは…20年以上もかかるとされている。

トロスト区からシガンシナ区までの行路を四年かけて作ったが…その行路も今や機能していない。



ドーーーン!

黒の信煙弾…奇行種か!

以前の壁外調査と同じ…巨人がどこからか沸いているような感覚に襲われる。



「団長!伝達です!左翼索敵班の壊滅です…!
5体の巨人を確認しています!」

「了解だ。」

『エルヴィン…何が起きている…』

「前回と同じだ。

私たちは何者かによって遊ばれている。」



その間にも赤い信煙弾が空を舞っている。
そして、前方のすぐ近くでまた信煙弾が上がった。


『エルヴィン…来るぞっ…』



その瞬間…三体もの巨人が勢い良く走ってくる。


『なっ…!何故…こんな多くの巨人が…
入り込んで…』

「ハンジっ!」



私を捕まえようと手を伸ばした巨人を避けたはいいが…
バランスを崩し馬から落下してしまった。

その拍子で傷が痛み出す。




エルヴィンがアンカーを刺し空高く舞い上がった。
しかし、巨人の動きは早い。



私はこんなにも諦めの早い人間だったのか…。








…死ぬなよ。ハンジ。


今になってこの声が聞こえる。



『…リヴァイ。私は壁外でも弱くなってしまったよ。』


巨人を見上げ微笑んだ。
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