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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第6章 あなたの葛藤



「___ちょう…。兵長っ!」

「兵長。」

誰かが俺を呼ぶ。
相変わらず暗い世界を見渡せば
また向こうから光が見え漏れる。




同じ一定のリズムで痛む頭痛が
一段と強くなる。


「くっ…」


頭を抱え、その光の方へと体を向ければ
四人の兵団の奴らが歩いてきた。


「お前らっ…」


どこが頭の隅にある薄っすらとした記憶。
見覚えがある…この四人の顔。



「兵長…お会いできるなんて…俺っ…俺!」

「ちょっとオルオ!兵長の前でやめてくれない?

…兵長、お久しぶりです。」

「お元気でしたか…」

「兵長…」


口にできなかったあの名前…
俺は知っている。



「ペトラ・ラル…」


「覚えててくれたんですね…兵長。」

「オルオ・ボザド。
エルド・ジン。
グンタ・シュルツ…

あぁ。覚えている。
ここにお前らはずっといた…」

ハロルドは胸に手を当てた。


…そうだ。こいつらは俺の命令で…
俺を信じて死んでいった…

俺は…覚えている。


「兵長。戻って…」

「ペトラ…お前…」

「兵長。分隊長が待っています」

「おいっ。待て…俺はまだ思い出していない。」





「大丈夫…あなたの中にあの人はずっといます。」

ペトラが俺の胸にそっと手を当て微笑んだ。
そして、四人とも…消えた。



「ペトラ…オルオ…エルド…グンタ…」




「リヴァイ…」

名前を呼ばれ振り向いた先…
それは懐かしい…俺の大切なあいつだ。
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