第6章 あなたの葛藤
あまり考えることはせず
初めはパラパラとめくっていた。
聞いたこともない名前がズラッと並んでいる。
…これが何になるってんだ。
くそ…頭が痛ぇ。
最後のページから読むか…
一番最後のページ。
そのページに自分の名前があった。
「リヴァイ」
生存不明のまま…死亡と見なされたとは聞いた。
だが…こう文字で死亡していると書かれるのは胸が苦しかった。
そして…不意に違和感を感じた名前。
『ミケ・ザカリアス』
『ナナバ』
「ちっ…クソっ」
一度本を閉じると大きく息を吐く。
頭痛は治ることを知らず酷くなるばかりだった。
それでもハロルドはまた本を開けた。
そこから本のページをめくる度…
頭痛が増す。
そして…
「うっ…あぁ…」
激痛と言うに相応しい頭痛が
ハロルドのこめかみを直撃する。
あまりの痛さに視野が二重、三重にも見える。
「グンタ・シュルツ…?
エルド・ジン…?
オルオ・ボザド…?
くっ…はぁ…はぁ」
最後の名前を指でなぞる。
声さえ出せない程の痛みだった。
ハロルドは椅子から転げ落ちそのまま
意識を手放した。