第6章 あなたの葛藤
後日、エルヴィンから
ハロルドが新兵になった事を告げられた。
理由は簡単なもので、
『訓練兵である理由がない』との事。
後から知ったが、ハロルドは
訓練兵は1日足らずだったらしい。
私が見学に言ったその1日だけの訓練兵。
エルヴィンは笑って
ハンジがリヴァイと変わらないと言っただろうと言った。
だから…良くハロルドを見かけたのだと
後からになって気付いた。
そして、彼が来て…一ヶ月だった頃だった。
リヴァイ兵士長にお客さんですと…
食堂で共に食事を取っていた時に
他の兵士から告げられた。
なんとなく…ハロルドも誰だかわかっていたのだろう。
私を少し見据えた後…
私の方を優しく叩き出て行った。
その行動で私にもわかった。
それがリタだという事。
門の前で、この場には相応しいとは言えない美人な女性。
他の兵士たちの噂になることは間違いなさそうだ。
その相手のところまでユックリと近付くハロルド。
それぞれに…
「兵長の恋人?」
「えっ?ハンジさんは?」
などと声が聞こえた。