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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第5章 あなたの中の私たち




「エルヴィン団長、ハロルドを連れてきました。」

そう扉の前でモブリットの声がし
エルヴィンは返事を返した。
ユックリと扉が開き…驚いた。


「リヴァイ…」

ハンジがアレほどに執着するのも理解できる。
そう思うほどこの男はリヴァイだった。
小柄で華奢な風貌も…
昔は殺気立っていたその眼も。

エルヴィンは覚えている。



「あんたが団長様か。」

「ちょっと!ハロルドさん!」

上下関係を考えることもなく
リヴァイの様にハロルドはエルヴィンに
敬語を使うことなく話しかけた。

「構わないよ。その方が…私も話しやすい」

2人をソファーへと案内し
その目の前の1人掛けのソファーへと
エルヴィン自身も腰を下ろした。


リヴァイと違うところ…といえば
ソファーに座っていても足は組んではいないところか…とエルヴィンはリヴァイを思い出す。


「ハロルドと言ったね。私に用とは?」

「調査兵団において欲しい。」

「ハロルドさん!?正気ですか!?」


「それはまた…どうしてだ?」

エルヴィンもハロルドも表情を崩さない。
1人、モブリットのみあたふたと慌てている。




「俺には立体機動のベルト痕がある。
そして、自分がリヴァイだと…薄々感じている。

しかし…肝心の記憶が戻らねぇ。

ハンジ、エレン…そしてあんた。
その顔を見ると頭が痛ぇぞ。

頭痛の原因は俺が思い出そうとするからだが…
思い出さないといけないものに対してだと
俺は思う。


ハンジ、エレン、エルヴィン…あんた達は
俺と深く関わっていたんだろ?
だからこそ…無理をしてでもここで

リヴァイを取り戻したい。」

場の空気が張り詰めている。
ユックリとエルヴィンが口を開いた。
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