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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第5章 あなたの中の私たち



私たちが旧本部へと向かっている間、
もう一人の男は…私の知らないところで動いていた。












「…何の用だ。ジャン。」

「話があってきました。時間ありますか。」


「付いて来い。ここはまずい」


ジャンはハロルドに連れて行かれ
あの調査兵団が見える丘へと連れてこられた。

「あんた…なんでここを知ってんだよ?」

「…ハンジが以前、教えてくれた」

「へぇ。思い出の場所ってことっすか。」




ハロルドは近くの木の下に腰を下ろした。
その少し離れたところにジャンも同じように座る。



「…話ってなんだ。」




「いつまてそうやって…逃げてんだよ。
リヴァイ兵長。」


「は?」


リヴァイの険しい顔がジャンを見つめる。

「気付いてんでしょ?自分はハロルドじゃないって。」

「訳のわからないガキだな…全く。」




「あんたにも…同じベルト痕があるんだろ?」

「……………」

「ハンジさん…泣いてます。
毎日、毎日。

あんたを忘れられずに泣いてる!
あんな顔する人じゃなかった!!

あんたを見て…いつも笑ってたんだあの人は。

中途半端に紅茶とか花とか送って
縛らないでやってくれよ!」



ハロルドは俯いたまま舌打ちをした。



「だから…なんだクソガキが。

お前のハンジなのか?違ぇだろうが。
俺には記憶がねぇ。

だが、ハンジに会いたくなる時がある。

なぁ、逆に聞くぞ。ジャン。



俺はリヴァイという男なんだろ?」


ハロルドは立ち上がり着ていた上の服を脱ぎ去った。
そこには筋肉質で無数の傷があり

そして、調査兵団と同じベルト痕が
ジャンよりも比べ物にならないほどクッキリとついていた。



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