第1章 ~PROLOGUE~
…が、全く痛みが来ない。
なっ…
目を開くと、化け物は心の臓をつらぬかれ僕の横に、崩れ落ちていた。
そのまま草履を抜いで、千鶴おねぇちゃんの、ところへ駆け寄る。
貴「おねぇちゃん、大丈夫?怪我ない?」
千鶴「う、うん。 でも、腰が抜けた…みたい」
千鶴おねぇちゃんは、腰が抜けただけで、怪我などはないようだ。
??「あーぁ、僕一人で始末しちゃうつもりだったのに。一君、こういう時だけ、仕事が早いよね」
斎藤「俺は、務めを果たすべく動いたまでだ…」
一君と、呼ばれた男は血をはらい、鞘に戻す。
斎藤「総司。俺は、あんたと違って戦闘狂っ気はない。」
沖田「うわ、酷い言い草だなぁ まるで僕が戦闘狂みたいじゃない」
斎藤「否定は、しないのか」
沖田「でもさ、あいつらがこの子達を殺しちゃうまて黙って見てたら僕達の手間もはぶけたのかな?」
っと、雅紀達を見下ろす。
斎藤「少なくとも、その判断は俺達がするものではない」