第1章 ~PROLOGUE~
急に、後ろから千鶴おねぇちゃんとは、違う気配を、感じた。
貴「千鶴おねぇちゃん!!」
後ろを、振り返って千鶴おねぇちゃんの、腕を引っ張る。
千鶴「…あっ」
そのまま、千鶴おねぇちゃんを守る様に、僕の後ろに立たせ、刀を構える。
??「…ちっ」
…しっ、舌打ちされた。゚(゚´Д`゚)゚。
沖田「ちょっとー、土方さん。バレバレじゃないですか」
土方「うるせーよ」
貴「…っ」
ーふらっ
やっ、ヤバいかも…
今更、傷が痛み出したっ
千鶴おねぇちゃんは、僕の袖の裾を持って震えていた。
どうしたら…
この傷じゃ、簡単に刀は振れないし
この人達に、少しでも隙が出来たら、2人で逃げれると思うけど…
…よしっ
貴「ぁッ…あーーーーーーーー!!!!!!!」
僕は、空に向かって指を差して3人の男が、空を見上げた瞬間に、千鶴おねぇちゃんの、腕を掴んで、走り出した。
土方「あっ」
貴「にっ、逃げるが勝ちー!!」
沖田「待ちなよ! 止まった方がいいよ」
後ろで、何か言ってるけど無視だ!
それに、誰が待つか!
すると…
ーコケッ
千鶴「きゃっ!」
貴「え!? …っうわ!」
千鶴おねぇちゃんが、白い襟巻をしている男に足を引っ掛けられたたようで、手を繋いでいたため、千鶴おねぇちゃんと一緒に、こけてしま
った。
千鶴おねぇちゃんを、庇って僕が千鶴おねぇちゃんの、下敷きになったのはいいんだけど、
そのまま頭を地面に強く打ったのと、大量出血のもあって、そのまま意識を手放してしまった。
そのまま、千鶴おねぇちゃんも総司?っと、言われていた、男に気うしなわされてしまった。
千鶴…おねぇ……ちゃ…ん