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薄桜鬼~千鶴と薫の弟君!~

第1章 ~PROLOGUE~


◆◆◇

《京》

??「待ちやがれ小僧」


千鶴「雅紀、こっち」

貴「っ!うん!」


松本先生の家に行ってみると、留守で、途方にくれていると、急に不逞浪士に追いかけられて、しまった。


貴「はぁ、はぁっ…しっ、しつこい」

浪士1「待ちやがれ」

浪士2「その、刀をよこしやがれ」


待てって言われて、待つバカはいないし、父様から貰った刀を素直に渡すバカも、いないよっ!


やっ、ヤバい


鼻緒が千切れそう…


すると…


ーグイ

貴「うわっ」

千鶴おねぇちゃんは、前方に立てかけている材木の向こう側…天水桶が作っている暗がりに、僕の手を取り素早く飛び込んだ。



2人で息をひそめていると、だんだんと近ずいて来る、不逞浪士達の足音と声。



松本先生が、留守って聞いた時に、すぐ宿を探せばよかったんだ…


浪士 「まだ、遠くへは行っちゃいねぇ。捜せ!!」


抜刀した浪士がゆっくりと近づいてくる。

雅紀が、刀の柄に手を持って行くと…


貴「…!」

千鶴「雅紀? どうしたの?」


…これは血の匂い
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