• テキストサイズ

薄桜鬼~千鶴と薫の弟君!~

第1章 ~PROLOGUE~


《京の近く》



2週間後の夕方、やっと京の近くまで来れた。


今日は、近くの宿に泊まって明日の朝に、京へ行くつもりだ。


千鶴「ふぅ~ やっと明日には、京に着くね」

貴「うん。思ったより、遠かった…」

千鶴「疲れちゃった?」

貴「少し…だけ」



…ここまでの道のり、僕が方向音痴のせいで何回も道に迷ってしまった。


貴「千鶴おねぇちゃんも、疲れたでしょ?」

千鶴「少し…」

貴「…ごめんなさい」

千鶴「…え?」

貴「だって、僕のせいで」

千鶴「こらっ、雅紀のせいじゃないってば、ねぇ?それに、雅紀のお蔭でここまで来れたし…ね?」


そう。 雪村診療所を出るとき、僕にあれほど忘れ物ないか、聞いていたのに千鶴おねぇちゃんが、お金を宿代しか持って来ていなかったのだ。


まぁ、僕がお金を多めに持って来ていたので
ご飯代とかは、何とかなったが、もう少しで底がつきそうだ。

そして、今日も宿の一室に泊まって、お姉ちゃんと一緒に布団に潜っている。


小さい時から、お化けとかが怖くていつも、千鶴おねぇちゃんと、一緒に寝ている。


貴「ねぇ、おねぇちゃん」

千鶴「……」

貴「おねぇ…ちゃん?」

千鶴「すぅ~Zz すぅ~Zz」



あ、寝ちゃっ…た?


僕も、寝るかな


貴「……おやすみなさい、おねぇ…ちゃん」


/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp