第1章 ~PROLOGUE~
急に僕の目の前にやってきたと、思えば急に名前に様をつけて呼ばれた。
雅紀「どうして、僕の名前を……」
海「やっぱり、雅紀様なんですね!!」
っと、言ってジリジリと距離を縮めてくる。
沖田「キミ、僕の雅紀くんを知ってるの?」
僕はどうしようかと迷っていると、総司が僕と海…さん?の間に入ってくれて僕の手を掴むと後ろに引っ張って、総司の後ろに下がらしてくれた。
………って、ありがたいけど僕、総司の物じゃないんだけどな(´・ω・`)シュン
海「なっ!? お前!気安く雅紀様に触るなっ」
空「いやいやいや、海!? こんな所に、雅紀
様が居るわけないじゃない。どーしたの?多分、名前がたまたま同じだけだよー」
海「いや。微かだが、鬼の匂いもする。」
空「なっ、だって、雪村家は滅びたって…」
近藤「どうなっているんだ?」
土方「おい、お前こいつらと知り合いか?」
っと、土方さんは僕に問いかけてくれるけど、僕自身、誰なのか全く検討がつかないので僕は、
雅紀「い、いえ。多分、初対面だと…」
っと、答える。
すると、海さんと空さんは何かを見て目を見開いた。
それはーー
僕と千鶴おねぇちゃんの刀だった。
空「その刀……。ねぇー、キミ達の姓って雪村だったりするのかなー?」
雅紀「えっと…僕は雪村雅紀ですが」
空「うそ…、ならキミ雪村千鶴って名前だったりするのかなー?」
っと、千鶴おねぇちゃんを見る。
千鶴「えっ!? わ、私は雪村千鶴ですが…」
土方「おい、てめぇーら。こいつらの事、知っているみてぇーだが、何もんだ。何故、こいつらの事を知ってやがるんだ。どこの藩だ。」
空「んー、急にそんな沢山聞かれても聞かれてもねぇー?」
っと、空さんは、千鶴おねぇちゃんに話をふる
急に話をふられた千鶴おねぇちゃんは、オロオロしていて、なんかすっごく可愛い
近藤「まぁまぁ、トシ。 空くん、海くん。中で、詳しい話を聞かせて貰ってもいいかい?どうやら、雅紀くんと、千鶴くんの事も知っているようだが…」
と、近藤さんは一歩前にでる
土方「なっ!?近藤さん!?」
空「うーん。まぁ、いっか。そのかわりその場に、千鶴様と雅紀様も、一緒ならね」
海「……」
………なんか、ややこしくなりそうな予感なんだけど