第1章 ~PROLOGUE~
会議が終わり、皆が外へ出ると全員の足が止まった。
??「あ、お話し合い終わったー?」
??「ここの防犯、甘くねぇー? 普通に入れたけど」
土方「…ってめぇーら、何もんだ。どっから入って来やがった。」
そう。
廊下へ出るとなんと二人の男性が庭に立っていたのだ。
??「あぁ。君が副長さんの土方歳三?噂どうりの怖い人だねぇー」
土方「なっ、なんで俺の名前を知ってんだ」
空「だって有名だもーん。 あ、僕は空だよー! で、こっちが海。」
海「勝手に自己紹介してんじゃねーよ」
……えーっと、取りあえず
沖田「ねぇ、屯所の気配って君たちだったの?」
空「そうだよー、君凄いね!! 僕、人間にバレるのはこれが初めてだよー」
原田「人間にはって、どういう意味だ?」
空「んー? そのままの意味だよー。鬼意外にバレるのは初めてなんだもんー」
土方「鬼だと? 俺らをなめてやがんのか!」
空「えー?君たちの近くにもいるじゃんー」
っと、空と名乗った人がみた先は…
…………………おねぇちゃん??
千鶴「え!? 私ですか?」
藤堂「なに言ってんだ!千鶴が鬼なわけねぇーだろ!」
空「えー?まさかの、自覚なし? だって君から同族の鬼の匂いがするしー」
っと、千鶴おねぇちゃんを指差したと思ったらいつの間にか、千鶴おねぇちゃんの目の前に立っていた。
新選組「なっ」
伊吹「な、今なにが…」
永倉「今、なにが起こったんだ?」
斎藤「この距離をどうやって…」
そう。
千鶴おねぇちゃんと空って人の間は、すごくあいていてその間に、龍くんや新八さんや一君が立っていたのに……
それに、同族?
鬼?
どういう事なのだろう?
すると、海という人が動いたと思えば僕の目の前にやってきた。
海「………まさか、雅紀様?」
雅紀「…え?」
新選組、空「はぁ?」