第1章 ~PROLOGUE~
土方「確かに居たんだな?」
原田「あぁ。総司がすぐ襖を開けたんだが誰も居なかったんだ。念のため少し周りも探して見たんだが…」
土方「…そうか。」
藤堂「でもさー、門番に聞いても異常はなかったんでしょ?」
あの後、僕達はこの事をすぐ土方さんに報告すると、幹部と龍くんを集めて会議をひらく事となった。
伊吹「猫かなんかじゃねーのか?」
斎藤「いや。その可能性は低いだろう。」
土方「あぁ。いくら、夜でも原田が人と猫を間違えねぇだろ。総司と雅紀も気配をかんじてるし…」
うん。
あれは、絶対に猫かなんかじゃない。
でも、幹部でも平隊士でもないとしたら…
山南「間者でしょうか。」
全員「……………。」
近藤「…とりあえず、なるべく単体行動を避けるように平隊士にも伝えてくれ。」
山南「えぇ。あと、なにかあったら、必ず報告する事です。特に、沖田君と原田くん。あと、雅紀くんもです。」
雅紀、沖田、原田「…はい。」
千鶴「間者って事は、長州藩の人達ですよね。」
斎藤「あぁ。多分そうだろう。」
こうして、会議は終わったのだった