第3章 兵長の思い人
…胸糞悪りぃ…
エレンに見られた。
ただそれだけのことなのに
ひどく動揺している自分は何だ…
「あれ?リヴァイ…エレンに会わなかった?」
後ろから声をかけられて振り向くと
そこには事の発端の原因がいた。
「クソメガネ…」
構わず 物凄い勢いで
ハンジの胸ぐらを掴む。
「ちょっと!どうしたのさ!」
両手を上げ笑うハンジ。
「お前…エレンに何を吹き込みやがった。」
「あれ?違う?
リヴァイの失いたくないものだろ?」
「チッ…」
ゆっくりの手を離すと
ハンジはパンパンと掴んだところを叩いた。
「それとも…まだエルヴィンなのか…」
「あいつは…そんなんじゃねぇ…」
「リヴァイ…壊れてしまうよ?」
ハンジが肩を掴むとすぐに振り払われる。
「黙れ。クソメガネ。
…エレンを見つけたら…
俺の部屋に来るように言え。」
「解った。手は出すなよ。リヴァイ…」
リヴァイよりも背の高いハンジは
リヴァイの頭をぐしゃぐしゃにすると
笑ってどこかへと行ってしまった。