第3章 兵長の思い人
ハンジが去ってから
二時間ほど経った頃だった。
…コン…コン…
ドアをノックする小さな音が聞こえた。
「開いている。入れ。」
そう答えるとユックリとドアが開いた。
そこには想像していた通り、エレンが
申し訳なさそうに下を向いて立っている。
『…失礼します。』
「…あぁ。」
『兵長…お呼びでしたか?』
「ベッドに座れ」
『えっ…?』
エレンの目が一層大きくなる。
明らかに戸惑いの目をしていた。
「何…お前とエルヴィンとしていたことを
しそうとしているわけではない。」
『!!!!』
顔を真っ赤に染め驚きの顔に変わる。
「大丈夫だ。座れ」
エレンはおとなしく
ベッドの端に座った。