第3章 兵長の思い人
「ふっ…エルヴィ…」
兵長の艶めかしい声が聞こえる。
その時だった…
団長の視線はしっかりと
俺を捉えていた。
兵長の腰を抱き口付けを交わしながら
時々こちらへと視線を向ける。
リヴァイ兵長から唇を外すと
フラッとよろめき、苦しそうに息をする兵長。
そして…
俺を捉えて離さない団長の視線。
「君も…リヴァイに興味があるのかな?」
「何言ってやがる…エルヴィン…」
訳が分からないと言うリヴァイ兵長。
その言葉は、確実に俺を向けられている。
ギィーと音を立てて扉を開く。
「…っ!!エレンっ。」
兵長の驚きに満ちた顔と…
団長の彷彿感さえ感じさせる笑み。
俺は一瞬…身震いを覚えた。