第2章 背負いし命
ハンジさんが出て行っ
た部屋はとても静かだった。
『あの…兵長…』
「なんだ…」
『足…ですか』
「なぜだ…」
『いえ…見た感じでは外傷がないので…』
「そうか…」
『大丈夫ですか?』
「問題はないが…立体起動はできそうもない。」
…えっ…
『大問題じゃないですか!!』
俺の声に驚いたのか兵長の顔が少し驚きに満ちている。
「エレン…今日は休め。」
そう言って兵長は立ち上がった。
部屋を出て行く際に、変わった様子はなく
足を引きずる様なこともなかった。
…なのに…立体起動が出来ないって
そんなにヒドイのか…?
俺はあの時と同じように…
兵長の後ろ姿を見つめていた。