《FAIRY TAIL》一般少女は最強になってしまったようで
第2章 *トリップ*
ハッと気が付いた。
目を二回ほど瞬きさせてから上半身を起き上がらせて、あたりを見回す。
あれ、私死んだの??
たった17年で人生終了しちゃったの!?
『うっそやーん★』←
なんてふざけてみるけど、やっぱり悲しいのは変わらない。
もういっその事ここで「俺、神だよー☆」とか言って神様現れてくれるほうがいいよ、馬鹿野郎。
「やっほー、まったまたー、君勘がいいねー!」
………!!?
『だれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!??』
「はろはろ☆俺、神だよ。((ドヤァ」
…本間にデヨッタデ←
ていうかじゃあさじゃあさ、私死んだってこと!?
あの渦潮のせいで17年間の人生終わっちゃったわけ!?
「そう、あれはごめんね~?先輩の神様が怒って君の世界の海、荒らしちゃってwwそんで、偶然君がそれに巻き込まれちゃったの((てへぺろ☆」
『どんな死に方だよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
つい叫んじゃったけど当たり前の反応だよね!?
だよね!!?
だって、そんな、先輩神様って何ぞや!?←
怒ってって何で怒ったの!?
つか海荒らすとか最低かよ!!?
『突っ込みどころたっぷりだよ!!』
「最後まで怒りたっぷり★」
『しゃらくせぇぇぇわぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
一体なんなんだこの神!?ううん、もう紙だよ!!
なんじゃよ、馬鹿者!!
早くこの状況説明しやがれ!!!!!
「はいはいww、説明します~。
君をこの《死と生の狭間》に呼んだのはね、俺たちのミスで君をあちらの世界で死なせてしまったから。
君だって、17歳で人生終わりたくないっしょ?だ~か~ら~、俺達神で話し合った結果!」
『…結果?』
「君を、あの『過去』を繰り返さないような『自由な世界』、『力の世界』に送ろうと思うんだ。」
『自由な…力の世界…!?』