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腐男子くんっ!!(新)

第3章 夢野咲実。






「す、すまん、俺全く気づいていなかった。」


琴音はまだ、赤面で固まっている。
すると棒読みでこういい始めた。

「…あたし…見ちゃった。」

俺は首を傾げながら琴音にたずねた。

「み、見たって…なにを?」

「なにを?ってあ、あんたのその…あの…その…えーっと………。」

俺は全く分からなかった。
だからもう一度聞いてみた。

「だーかーら、なにを?」

「じょ、女子にそんなこと言わせるなんて…あんた最低ねっ!」

ん?最低??待てよ…。俺はコイツに見られたんだ。俺のアレを。そうか、コイツが言うのを嫌がっ
てたのは俺のを見たからだ。

確かにそうだ。
俺は最低だ。
女子にこんなことを言わせようとしてた。
謝らなきゃ。

「なぁ、琴音、その、ご、ゴメン。」

「な、なんで謝るの?」

「だっ、だって…お前嫌がってたじゃん?」

「え?なにを?」

おいおい!コイツまさかホントに忘れたのか?いや、そんなはずはない。…たぶん!(笑)

「その、だから…、俺のを見たってこと…。」

そういうと琴音がブツブツ言いだした。

「…れようと……たのに………」

「えっ?」

「……忘れようと…したのに……」

「ほんと、ゴメン…。」

俺これからどうしよう。
コイツ傷つけちまった。
なんとかして謝らなければ…。
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