第4章 大学再開
そして毎度のごとく、タックル(抱きつき)をかまされている訳である(汗
「ただいま。イイコにしてた?」
「うん!!」
尻尾があれば、ブンブン振っているだろうテンションの琥太郎。
なんだかんだ言って、慣れてしまえばどうってこともなく。むしろこんなになついてくれて嬉しかったりもする。
「そっか!ほら、中入ろ?」
「ん~♪」
琥太郎を半ば無理矢理引き離しリビングに進む。
少し不機嫌そうにした琥太郎も私の後に続く。
テレビの前のソファーに座り(琥太郎はもちろん隣
へ)鞄からあれこれ荷物を出す。
(今日の講義眠かったな~。)
なんて思いながら荷物整理していると、琥太郎がどこかソワソワしてる。
「ね、由紀乃」
「んー?」