第4章 存在
「秀吉様も、とても半兵衛様に感謝していらっしゃいましたよ。
半兵衛様がいなくては、どうにもこうにもできないと。」
その言葉を聞いて、嬉しくなった。
僕を必要としてくれる人間が、二人もいるのだ。
「それは嬉しいことだ。
だったら尚更、はやく治さなくてはね。」
「えぇ、じっくり休んで、秀吉様とも語り合ってください。
治そう、という気持ちがあれば、きっとはやく治ります。」
そう言って、彼女は僕の口にお粥を運んだ。
「ねぇ、お願いがあるんだ。」
「なんでございますか?」
「今夜は、僕の隣で寝てくれないかい?
ダメだね、体調を崩すとなんだか甘えてしまう。」
彼女は笑って承諾してくれた。