第2章 安易な約束はするべきではありません。
「よし、おぼえた。」
「は、はなしてや・・・」
「やだ。おれ、昴琉といっしょにいるんだ」
またしても、おかしなことを言い始めている。
「さっきのしつもん。こたえてよ」
「え?」
「なんで、そんなはなしかたなの?」
「ずっと、おおさかやったから。おおさかはこんなはなしかたなんやもん」
「ふーん。へんなの。でも、昴琉ってすぐわかるから。おれすき」
にこにこ笑いながら言うその顔に悪気がないことがすぐに分かった。
「?」
「きのう、おれをたすけてくれたおんなさがしてたんだ。へんなはなしかただからすぐにみつかるとおもったのに、どのこかわからなかったけど、せんせいとはなしていたからみつけれたんだし」
「ふーん。」
「ありがとう。きのう、たすけてくれて」
「えっと、どういたしまして。」
にこにこ言うその子に、さっきまでの嫌な感じは無くなった。