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紫の花が咲く頃に

第4章 サポートすることが嫌いなわけではないですが。


 そんな昼の出来事から時間はすぐに経ち、逃げないように私が荷物を鞄にしまうまで待ってくれた赤司君は『ついて来い』と目で促しながら、歩く。逃げたい一心だったが、雰囲気で『逃げたらどうなるかわかってるな?』とか言っていそうなので早々に諦めることにした。
 先に準備のために来ていた桃井さつきさんに紹介され、マネの仕事の説明をしてくれていたが、ついボーっとしてしまった。
「すーちゃん、どうしたの?」
 そう聞いてきてくれたさつきさんは神のように優しい女の子だった。
「いや、なんでも」
「そう?赤司君強引だからなぁ。でも、私も一緒にマネしてくれる女の子がいたらすごくうれしい。」
 そうニコニコしながら言われれば答えないことなどできようか。いや、できない。面倒くさいことではあるが、頑張っている人を支えることが嫌いなわけではない。実際、前世では運動部のマネをしていたこともあった。だから、一生懸命説明してくれているさつきさんのいうことも、質問を交えながら覚えている。
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