第1章 君と出逢った日。
よりによって、今日は「理科準備室」の掃除だった。
ホルマリン漬けの動物達。 なんか凄そうな実験器具。 ほこりっぽい室内。
、、、考えただけでも嫌気がさす。
未だかつて話した事も無い班の人達といっしょに、無言で掃除を始める。
居心地の悪い沈黙。
とりあえずホウキだけ動かして、掃除やってますアピールだけをしていた。
(はやく終わんないかなぁ、、、)
そう思いながら辺りを見回すと、なにか目の端の方で光った気がした。
(なんだろう、、、?)
近づいてみると、それはビーズの花のついた、小さなピン留めだった。