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グラジオラス

第2章 シカマルside


 珠皇の母親がうちはの出身でサスケの母親と従姉妹なのだそうだ。それを聞いたとき俺は少し安心した。その時はわからなかったが、今にしていみれば、やきもちを焼いていたのだろう。
 そして、珠皇が『自分は雨雲』だといった理由を知ったのは俺が中忍になったときだ。それを教えてくれたのは、母ちゃんだった。
「珠皇ちゃんのご両親は、もう亡くなってるの。最近、おじいさんとおばあさんも亡くなったそうよ?珠皇ちゃんのお父さんは、砂の国の方で、駆け落ちして結婚したそうなの。だから、亡くなったおじいさん達にはつらく当たられていたそうよ。珠皇ちゃんのご両親が亡くなった日が珠皇ちゃんの誕生日だったってことも不運よね…」
 そう、呟くように言った母ちゃんは、珠皇の母親と同期だったらしい。ほとんど話したこともないクラスメイトだったが、珠皇の体術を見て思い出したそうだ。顔は、父親のほうに似ているとアスマが言っていたのを覚えている。
 珠皇がアスマを『アスマ兄さん』と呼んだ時の衝撃はすごかったが。まんざらでもないアスマの顔にイラついたのは当然だったと思う。
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