• テキストサイズ

ペリドットの向こう側【アルカナファミリア・デビト】

第1章 自棄酒


「ちょ、あぶねーって」

デビトが私にそう注意したときには既に遅かった。
手に持ってたワインが顔と言うより、体中に掛かる。

それを受け取ろうとしたものだからデビトの服にも零れた。


「あーあ、やっちゃったね」

「テメェ…」

「正直、すまんかった」

「すまんかった、じゃねーよ」

デビトは深くため息をついて私の顔に掛かったワインをスーツの袖で拭いた。
この時、やっと、フェルのこと以外でため息をついたよね、多分。


「うち来る?」

「はァ?」

「とりあえず、シャワーだけでもしたほうがいいでしょ」

「ああ、そうだな。助かるぜ」

私たちが被ってしまって1/4ほどにになってしまったワインボトルはデビトに取り上げられた。
彼はそれを一気に飲み干してから、私の家に向かった。
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp