第2章 よろしくね
コムイにお茶を淹れようと、
新しいカップを持って移動していると、
パタパタと少女が走ってきた。
「リーバーさん!
お茶なら私が淹れるのに」
コムイの妹、リナリーは
いつもいろんな人にお茶を淹れてくれる。
「そうだな、リナリーのほうが慣れてるし、
室長だって、リナリーに淹れてもらう方が
嬉しいだろう。」
リーバーはリナリーにカップを渡す。
リナリーはにっこりと笑ってそれを受けとった。
「リーバーさんも、大変ですね
仕事もあるのに兄さんの世話もしなくちゃいけないし」
「や、そんなことは…」
たどたどしいリーバーの様子を見た
リナリーはとある頼み事をした。
「兄さんは私の事を守ってくれるけど、
兄さんを守ってくれる人は、いないから。
リーバーさん、兄さんをよろしくね!」
そう、言い残してリナリーはさってゆく。
「サンキューな、リナリー。」
リーバーは来た道を全速力で戻った。
途中何か、気配を感じたが無視した。
今はそれどころではない。
最初は憧れ。
次は嫉妬。
最後は…