第5章 オトしてなんて、言ってない
次の日は互いにだるくて
職務をまっとうできなかった。
「リーバー班長!」
リナリーはこの間よりも、大股で近づいてきた。
そして、
バシン!!
リーバーはビンタという形で渾身の一撃をくらった。
「守ってとは、言ったけど
オトしてなんて、言ってません!」
そう、言い残しリナリーは去っていった。
「やっぱ、兄さん取られて
寂しいのかもしれないさねー。」
そう呟いたのはラビだった。
「お、おぅラビ。いつからそこに?
………………。
あれ、何でリナリーやラビが
コムイ室長と俺の事知って…!!!!?」
「ははっ
残念だったな、リーバー。
多分本部にいる奴ほとんど知ってるさ。」
「!?」
「すみません…僕の注意不足です」
ラビの後ろから白髪の少年が顔を覗かせる。
その上には金色のゴーレム、
ティムキャンピーが乗っていた。
「アレン!ま、まさかっ!!?」
「そのまさかです」
ティムキャンピーの口から、映像が映しだされた。
『兄さんをよろしくねっ』
リナリーの笑顔で始まったその映像は、
昨日起きたすべてを晒した。
「━━━━━━━━━━━━━━!!!!!」
リーバーの叫び声は、空高く響き渡ったそうな。
最初は憧れ、次は嫉妬、最後は愛し合う。
きっとこの想いが絶えることはない、
お互いにお互いを欲する限り。
♡END♡