第1章 私の脳内回路はショート中
ハルヒは、今、茫然としている。ハルヒも、もう何があっても、驚かないぞ、ドンと来いっと思っていたのだ、つい先ほどまで。
「・・・・・シャンクスの手配書」
見慣れた顔より、幾分か凶悪な顔をした、・・・・・シャンクスである。何度も目をこすって確認したが、・・・・シャンクスである。そして、視線を少し横に逸らせば、これまた凶悪な顔をした、
「・・・・・・ドンキホーテ・ドフラミンゴ」
そのほかにも、自分の目がちゃんと見えているのであれば、不死鳥のマルコ、サー・クロコダイル、ジュラキュール・ミホーク等、豪華な顔ぶれが並んでいた。知らない顔もあるが、懸賞金は、どれもこれもが高すぎる。億越えはざらである。
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ハルヒは、固く目をつむり、体を強張らせた。
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目を開く。が、相変わらず、凶悪な面々がこちらを向いていた。夢なら醒めて欲しいと心底、本気で思い、冒頭と同じ行動を取ってみたが、何も変わらなかった。
たまらなく泣きそうになったが、潤んだ目で視界がぼやけるだけだった。自分の体の機能は、通常営業なのに、まわりの世界がぶっ飛んでいる。
今の状況をもし例えるなら、ハルヒは、自分の意思でちゃんと動けるのに、なぜか自分は人形で、ドールハウスにいる。
そして、のどが渇いて、蛇口を捻っても、水が出ない。
お腹がすいて、テーブルの上にあるパンをかじろうと思っても、固くて食べれない。
そう、今の気分は、最高にイライラ。なぜか物凄く、悔しい。
「世界中からバカにされてる気がする」
ハルヒの顔が引きつった。