第3章 もう、泣きそうです。
ハルヒは、あまりに衝撃的な発言に思わず固まってしまった。
なにかの罠だろうか?否、不穏分子は、取り込んでしまえということ?
ハルヒの頭のなかは、疑問だらけだった。
「私がファミリーに入ったとしても、あなたの役にたてるとは思えないわ。」
「フッフッフッフッ!!!!謙遜はやめろォ!素性はともかく、星の数ほどいる情報屋のなかで、お前の情報量とその精度は、俺が知る限りじゃ、新世界一だ。フフフ!」
どんな誤解から、そんな買い被りが生まれるのっ!!!
ハルヒは、さっきから衝撃の連続でショック死しそうだ。
「でも、ファミリーに情報屋なんて必要かしら?」
「フフフ。あァ、必要だ。情報の流れが分かる。情報は、命だ!お前には、よく分かるだろう?」
情報の流れ?そんなの知らないわよ!!
ワンピース読んでたから、情報量がちょっと多いだけよ!!
だが、そんなこと、ドフラミンゴに言えるはずもない。
「ええ、そうね。でも、その命を常に握る情報屋が、ファミリー最弱では、元も子もないわ。私は、能力者でもないし、剣の心得もない、格闘術の心得もないわ!」
「フッフッフッフ!!!!嘘をつくなァ!!お前の身のこなしは、あまりにも綺麗すぎるッ!素人の動きでは、ない。」
その言葉に、ハルヒは、はたと固まった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういえば、私、合気道の有段者だった!!!
高校にあがる前にやめてしまっていたので、すっかり忘れていた。それにしたって、小1の頃から習っていたことを今の今まで、記憶になかったとは、自分でも驚きである。こちらの世界に来るときの障害だろうか。
だが、体は、忘れていなかったらしい。
「お守り程度の護身術を少し、ね。攻撃手段には、向かないわ。」
ドフラミンゴに”合気道”は、通じないだろうと思い、ハルヒは、簡単に言うだけに留めた。
しかし、ドフラミンゴは、そう簡単には、引き下がってくれなかった。