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極先

第1章 平成学園


キーンコーンカンコーン


チャイムがなっても宏太は現れない

私はいつも宏太が入ってくる裏のドアを見つめる
返信もこないし、、、


「せな!薮なら大丈夫だって」

絡まれて喧嘩してたとしてもそう簡単に負けるやつじゃない

そう言いたいのだろうか。光は。

「うん」
そんな会話をしていると


ガラララ

私がみていたドアとは反対のドアが開く。

入ってきたのは赤いジャージを着た2つ結びで眼鏡をかけた女の人


だれ?

みんなその人物に注目する。

「だれだよ」

と冷たく言い放つ雄也


「私は山口久美子。あだ名はヤンクミ。ちなみに独身よろしくね」

と自分の名前を黒板に書く山口という女。


「名前なんか聞いてないんだよ。」

光が口を開く。

寝ていた伊野ちゃんもいつの間にか目を覚まして身体を起こしている

「今日からこのクラスの担任だ。」



たん、、、にん、、ね。

「必要ねーよ。担任のセンコーなんか」

大ちゃんが山口に向かって一言。


険悪な雰囲気になる教室

宏太がいない今はだれもここを去ろうとはしない



宏太

早く来て、、、





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