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極先

第1章 平成学園


いつも通り汚い廊下を歩く私

水口聖奈


ここは平成学園旧校舎

この建物の一番奥の教室

それがあたしのクラス




3-D

いつものように騒がしい教室に入る

「おはよ」

というと

「聖奈おせーよ!」

身長の小さい大ちゃん

「聖奈、薮は?」

このクラスのムードメーカー光

「宏太は遅刻じゃない?雄也も来てないね」

まあ、宏太はいつもの時間に家の前にいなかったから…

置いてきた


雄也はいつものこと



伊野ちゃんは相変わらず机に伏せて寝てるし





ガララララ


扉が開き

宏太かと思ったけど入ってきたのは雄也


「高木が遅刻じゃないなんて珍しい!」
なんて光が声を上げると


「雪でもふるんじゃね?」

大ちゃんが便乗して言う


「いま8月だから雪は降らないよ」

机に伏せてねていたはずの伊野ちゃんがごもっともな意見は発する



「大ちゃんバカ!」

はははっなんて笑う光


「あれ?薮は?」

いまさっき現れた雄也が言葉を発する。

来て早々あいさつより先にそれか、、

とか思いつつ
「わたしは何も聞いてないよ」

と返す

「薮のことだから心配いらねーよ!」

と誇らしげに喋る光

宏太はわたしと光の幼馴染でずっと一緒にいる

そしてこの3-Dの頭


みんなが宏太を慕って

また宏太もみんなを信頼していまの3-Dがある


このときはこの日常が崩れることはまだ知らなかった
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