第1章 SMALL SOLDIER
以下、紙面の内容
国民の皆さん、こんにちは
この度は突然法令を出し、不安にさせたことをお詫びします。
さて、この度日本政府の我々は各国と協議をし、人類の深刻な増加現象について議論を交わしました。
その結果、国民の方々には賭けをして頂き、運の良き者達だけに生き残って頂きます。
我々はこれを
「命運賭博競技」と名づけました。
国民の皆様には、一人残らずこの競技に参加して頂きたいと思います。
競技はとても簡単。
各都道府県の都民、道民、府民、県民から16歳以上の男女10人ずつ、計20人の代表者を抽選で選びます。
各都道府県の住民票を使い、こちらでくじ引き形式で抽選します。
その20人には、競技場で殺し合いをして頂きます。
助かる方法はただ1つ。
最後の一人になること。
殺し合い、自分以外の19人を殺す。
それが生き残りの条件です。
代表者以外の都民、道民、府民、県民の方々には
「命を賭ける」ことをしてもらいます。
代表者となった20人の内、1人だけ選び命を賭けて頂きます。
賭けた代表者が生き残れば、代表者共々、その代表者に賭けた全員が生きることを許されます。
もし、賭けた代表者が死ねば、代表者共々、その代表者に賭けた全員を我々は抹殺します。
今日正午ぴったりに、全国ネットにて各都道府県の代表者を発表します。
そして、本日中に代表者の誰に「命を賭ける」かを決めておいて下さい。
代表者選出は完全に抽選となります。
反逆行為、不参加等は処罰の対象となりますので、控えるように。
日本政府