第5章 守り守られ
…あれ?でも土方さんと沖田さんが
何で吉原にいるんだろう…?
疑問に思っているとー
土方「おい」
「え?」
土方「お前…この前 逃げた奴だな?」
さっきまでの安心感…穏やかな雰囲気は
何処へやら
急に血の気がサッとなった感じ…こ、これは…
またヤバい感じ…です…か…?
「えっと…」
沖田「吉原の人だったんだね♪」
沖田さんは笑顔でフォローしてくれる
それは計算なのか遊ばれているのか
私には分からないけれど
今は素直に有難いと思った。
「そ、そうなんですよぉ〜」
土方「あの格好は何だ?」
「えっ⁉」
土方「おかしな格好をしていた」
土方さんって鋭いのか真面目なのか天然なのか…
いや、天然はないな うん。
「えーっと…あれは…あの…し、私服…みたいな…?」
土方&沖田「「しふく?」」
あれっ⁈ 何か…変な事 言っちゃった⁉
2人が声を合わせ驚いている顔に
こっちまで驚いてしまう
「いや、あの…最近、吉原で流行っていて…」
土方「…そうか、あんな着こなしが流行っているのか」
沖田「変なの〜」
不思議そうな顔している土方さんと沖田さんが
少し可愛いと思た。
「ぷっ…」
土方&沖田「「……?」」
嘘をついたのは申し訳ないけど
あぁ やっぱり人間 色んな表情するよね
「ははっ ははははっ」
土方「どうした?」
沖田「何がおかしいの?」
目を真ん丸にして私を見る2人
なんだ…新撰組って怖いイメージしかなかったけど
そうでもない…かも
「い、いえ…すみませnー はははっ ははっ」
土方「…変な奴だな」
そんな時だった。
?「はん」
「ははっ…って、あれ?隼哉さん」
私の名前を呼んで小走りで駆け寄って来る
…あっ‼ お使いっ‼
「忘れてたっ‼」
土方「…忘れてた?」
沖田「あれ〜?隼哉さんじゃないですか♪お久しぶりです」
隼哉「土方はん 沖田はん お久しぶりどすな」
土方「あぁ そうだな」