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京都のSHIKI物語

第4章 貴方の手で



?「ちょっとアナタ達 無駄話は止めて仕事に集中しなさい 隼哉さんに迷惑がかかるんだから」



4人で話していると前から歩いて来た

綺麗な着物を着た女の人が歩いて来る。



花恵「ご、ごめんなさい」


小雪「すみませーん‼」


蛍「ごめんなさい(棒読み)」




女の人と目が合いスタスタと

私の目の前に立つ



?「アナタ 見かけない顔ね」




「きょ、今日からここで働かせていただくことになりました 花宮です よろしくお願いします」



?「ふ〜ん…」


クイッと顎を持ち上げられ

舐められるようにずっと顔を見られる



「え…?」



?「普通ね」



そう言って手を離し


?「隼哉さんに色目使うんじゃないよ」



少し低い声で私を睨みつけて言った。



梅「桃華さーん 接客 頼んます」



1階から梅さんの声が聞こえ

物凄い顔は何処へやら




桃華「はーい♪今 行きますぅー♪」



笑顔に戻り1階へと下りて行った。


小雪ちゃんは階段を下りて行く桃華さん(?)さんを
確認して溜め息をついた。





小雪「はぁ…早乙女 桃華(さおとめ ももか)さん やっぱり苦手」


さっきまで元気だった小雪ちゃんが
疲れ切った顔をしていた。


蛍「裏表ありすぎて怖いし裏では猫被りって言われてるらしいよ」


小雪「猫被り…まさにそうかも」


花恵「 大丈夫…?」


私に駆け寄って来る花恵


「あ、うん 大丈夫だよ 驚いたけど…あの人は?」


花恵「あの人は早乙女 桃華(さおとめ ももか)さん 最近になって突き出しするようなったんだけど裏表が酷くて人によってコロコロ性格を変えてて…厄介な人なの」



まぁ、さっきの態度を見て分かるけれども
ある意味…女優かも



蛍「隼哉さんの事が好いてるみたいで隼哉さんと仲良さそうにしてたら嫌味を言われたり手まで出して来るし目撃した人も何人もいるらしいよ」


「えっ…」


それってヤキモチ焼いて
イジメだよ…ね?



小雪「怖すぎっ‼ 絶対 かかわりたくないっ‼」


花恵「うん そう…だね…」







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